リノベーション設計について

1.Refine(リファイン)設計とは次の方法で建物を蘇らせ、再活用します

①Reform(リフォーム)設計 / 内外装や水廻り、段差解消などの 改修工事
②Renovation(リノベーション)設計 / 建物の増築や減築を行う 改修工事
③Conversion(コンバージョン)設計 / 建物の用途を変更する 改修工事

Refine設計では建物に刻まれた歴史や思い出を大切にしつつ
省エネ性能、断熱性能、耐震性能の3大性能に加え機能性の向上を目指します。
また経済性の面からも解体~建替えに比べて満足いく提案をさせていただきます。

2.Niche(ニッチ)設計とは敷地の形状や面積が一般的でない為、ハウスメーカーや
 不動産業界が手を出しづらい下記のような土地の有効活用を計ります
 アイデア次第ではオンリーワンの個性的な住宅や店舗になります。


①変形土地 / 三角土地、台形土地、旗竿土地
②狭小土地 / 敷地面積が20坪以下の土地
③傾斜地 / 敷地の高低差が激しい土地

Niche設計では省エネ性能、断熱性能、耐震性能の3大性能を十分に満足させると共に
必要最低限の空間を確保し、Nicheな空間まで最大限利用します。住まいは広さではなく
豊かな機能性にあると思いますので狭小土地、変形土地…等は 設計者の腕の見せ所です。

<参考例 >
▼旧 キマグレイチバ /宇都宮市雀宮町
当社が20年も前に手掛けた 居酒屋から洋食屋への リノベーション物件です。



▼某カフェ
京都で見かけた 築150年超の京町家がコンバージョンでカフェに!あまりの素晴らしさに感激しました。

▼変形土地に建つ住宅/宇都宮市
バリアフリーを基本に3大性能に配慮した高齢者世帯の立替え住宅です。

設計の流れ

工事竣工までは下記の5つのステップがあります。

① 事前相談
⇒設計に入る前に建物に対する要望や予算、目標…等をお聞きする『事前相談』を行います。
 その後、現地調査行い相談内容に基づくラフプランを提示させていただきます。
 なおここまでの費用は無料です。

② 基本設計
⇒ラフプランが決まれば基本設計に入ります。
 基本設計は建物を決定する大事な打ち合わせの為、ぜひご一緒にお願い致します。

③ 実施設計
⇒基本設計と前後して実施設計に入ります。

④ 見積り発注
⇒実施設計の終盤は建築業者に見積依頼を行い
 見積金額の価格調整や設計変更(VE設計)で工事金額を決定します。

⑤ 工事監理
⇒工事契約から竣工までの責任ある現場監理を行います。

当社の設計報酬は、工事契約金額×7~10 % です。
設計や工事の難易度で差がありますので、設計報酬見積書にて決定します。
支払いは3~4回分割払いです。尚各種行政申請の申請料金は含みません。

<PS>
現在、日本の住宅総数:約5,800万戸の内、少子高齢化の波を受けて空家の数は約850万戸
約7戸に1件が空家です。そして2030年には約5戸に1件が空家との予想もあります。

高齢者同居世帯は約2,500万世帯ですが、高齢者の単身または夫婦世帯は1,500万世帯で約6割を占めます。また高齢者世帯の多くで水廻りの不便さや省エネ性能、断熱性能、耐震性能に不満を感じたり
不要となった部屋の維持に悩んでいる…等という問題も起きています。

一方、変形土地や狭小土地、傾斜地は活用が難しい為、ハウスメーカーや不動産業界からは積極的な活用案は見られません。Nicheとは隙間、人が手を出さない分野の事ですが、このようなNicheな土地もアイデア次第で立派に再活用出来ると信じています。

既存建物の再活用やNicheな土地のへの積極的な取り組みが今後の当社の進むべき方向との考えから
令和6年より上記の取組みを開始しました。

建築計画をお持ちで、お悩みの方は是非ご連絡ください。

☎ 028-615-0009 / FAX 028-615-0900
メール / can.kk@dream.ocn.ne.jp